「学生の頃は英語が苦手だったけど、将来海外に住みたい。」「憧れのあの人に近づくために英語ができるようになりたい。」「仕事で英語を使うことになっちゃった」など、英語を学ぶ目的はさまざまだと思います。
理由はなんであれ、英語をゼロから学ぼうとして本屋に行ってもAmazonで検索をかけても、膨大な数の参考書があり一体どの参考書がいいのかわからない……!! というそこのあなた。
TOEIC430点から730点にレベルアップした私が実際に使った本を中心に、文法・単語・会話・リスニングごとにおすすめの参考書をお教えします!
「英語力ゼロからとにかく英語ができるようになりたい!」という方はぜひ最後まで読んでいってください。
参考書の選び方
世の中には英語の参考書が山ほどあり、どれを選べばいいのかわからない!という方。
まずは参考書を選ぶポイントをお伝えします。
自分のレベルに合った本を選ぶ
参考書を選ぶうえで1番大切なのが、自分のレベルにあった本を選ぶこと。いきなりレベルが高いものを選ぶと、解説も理解できず、やる気も無くなってしまいます。
英語はとにかく文法の基礎さえおさえれば、できるようになるもの。自分のレベルにあったものを選ぶのが、英語習得の1番の近道です。
解説がわかりやすいものを選ぶ
解説がわかりやすいものを選ばないと、知りたいことがわからないままになり、習得に時間がかかってしまいます。
私の場合、文章だけで説明が書かれていると途中で読む気がなくなり、まったく頭に入らないという状態に陥ります。
そのため、本屋などで立ち読みできる時は実際に参考書をパラパラめくり、イラストやマンガを取り入れているものを選ぶようにしています。
ゼロから英語を学びたい初心者さんは中学英語から
英語をイチからやり直したいという方は、まずは中学校で習う英語の復習からスタートするのが鉄則。
中学英語には英語の基礎が詰まっているため、中学英語ができれば英語はできたも同然なんです!会話をするのにも、中学レベルの英語ができれば十分で、あとは瞬時に文章を組み立てるトレーニングと単語数を増やしていくだけ。
英語をあらためて学び直したいという方は、中学英語から始めましょう。
英文法の参考書
リーディング、ライティング、リスニング、英語を学ぶうえで1番大事な文法。だからこそ解説が分かりやすい参考書を選ぶ必要があるんです。
ゼロから英文法を学び直したい人におすすめの3冊がこちらです。
「世界一わかりやすい英文法の授業」
スタディサプリ講師として活躍する関正生先生が手がけた本です。
例文をもとに文法を解説してくれるのですが、この解説が本当にわかりやすい。どういう考え方で捉えたらいいのかが説明されているので、暗記ではなく理論で英語をものにできます。
日本人にはちょっと難しい時制については衝撃を受けるほどわかりやすい説明がされているので、学生の頃に英語嫌いだった方も、この本ならきっと克服できると思います。
「絵でわかる英文法イメージハンドブック」
「とにかくイラストが多い参考書がいい!」という方におすすめなのが、この「絵でわかる英文法イメージハンドブック」。
日本語に訳せない英語のイメージを600以上のイラストで解説しています。
微妙なニュアンスの違いもイラストを交えて説明されているので、頭に入りやすく、記憶に残りやすいというメリットがある参考書です。
「English Grammar in Use」
私は学校の副教材として購入していたものですが、実はこの「English Grammar in Use」は世界中の英語学習者が使用している参考書なんです。
すべて英語で書かれており、アレルギー反応が出る方もいるかもしれませんが、そこはご安心ください!「English Grammar in Use」にはいい感じにイラストが含まれており、文章の説明のすべてがわからなくても理解できます。
私も悩んだ時に今でも見直す1冊なので、持っておいて損はしないでしょう。
英単語の参考書
文法とともに覚えなければならない英単語ですが、覚え方も数パターンあります。
異なるパターンから厳選した3冊がこちらです。
「英単語の語源図鑑」
単語の語源を学びながら、超効率的に英単語を覚えられる本です。
この本では、ひとつの単語を「語根」「接頭辞」「接尾辞」に分け、語源の知識と語彙をイラストを見ながら学習していきます。
単語を語源で理解できるようになると、丸暗記しなくてもなんとなく意味がわかるようになるんです。最終的にかなり膨大な単語を覚える手助けになってくれる、おすすめの単語帳です。
「イラストだから覚えられる 会話で必ず使う英単語1100」
TOEICの参考書でおなじみの石井辰哉さんが執筆した単語本。
学校の勉強や試験対策の勉強ではあまり出てくることがない単語を含め1100語が収録されており、英語がある程度できる人にもおすすめです。
結構厚さのある単語集ですが、日常会話で使う単語にイラストが付けられているため、単語をイメージで覚えられます。
「毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする」
英語ネイティブの会話で登場する約2000語を収録している単語帳。
各単語をフレーズで紹介しているため、熟語集といったイメージがぴったりかもしれません。
会話をする際にそっくりそのまま使えるフレーズなので、単語のみならず、熟語、会話の勉強にも適している1冊です。
英会話の参考書
とにかく会話ができるようになりたい方は、こちらの3冊がおすすめです。
「絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編」
私が英語を勉強するなかで、使っていて「力がついたな」と実感した1冊がこちら。一人称視点のイラストを見て、場面に合った英文を頭の中で組み立てる練習ができます。
会話をするにはとにかく英文をいかに素早く組み立てられるかが大事なので、この1冊で繰り返しトレーニングすることで、かなり英語力が付くはずです。
ちなみに、別途出版されている「海外旅行編」は、旅行のほか留学やワーキングホリデーなどの事前勉強にも重宝しました。
「ネイティブはこう使う!マンガでわかる英会話フレーズ 」
日本での30年にわたる英語指導の実績を生かし、英語学習書、教材、Webコンテンツの制作を手掛けるデイビット・セインさんの1冊です。
この本では、約230個の生きたフレーズが学べます。各フレーズをどんな状況で使用するのかを漫画で説明しているので、理解しやすいのが特徴です。
少し単語数は少ないですが、やる気の起きない時などにサラっと読める参考書としておすすめです。
「海外ドラマはたった350語でできている」
この本の著者が仕事で渡米した際、現地の人との会話ができず苦労した経験から、海外ドラマで英語を勉強することにしたことをきっかけに誕生した本です。
そこでこの本の著者が気づいたことが、「ドラマの全セリフのうち、約80%は350個の単語で作られている」というもの。
この本では、人気海外ドラマ「SEX AND THE CITY」に出てくるフレーズをもとに、その350語が紹介されています。
私もこの本を読んで、衝撃の事実に驚いたことは言うまでもありません。350単語覚えれば会話ができるというゴールがわかれば、やる気も出てきますよね!
英語のリスニングの参考書
会話をするにあたり、大切なのがリスニング。何を言っているのかわからなければ、会話できませんよね。
リスニングの勉強におすすめなのはこの3冊です。
「Hip Talk LA」
YouTubeでも大人気の「Hapa英会話」のジュン・セニサックさんが手がけたリスニング練習本。
さまざまな旬のトピックをアメリカ人同士の生トークから勉強できます。収録されているトピックは20本。事前の台本一切なしの、“生きた英語”を学べるのが、この本の醍醐味です。
さらに、収録しきれなかったおまけトーク10本の音声(MP3)とスクリプト、和訳が無料ダウンロードできる特典もついているので、1冊でもかなり勉強できます。
「ENGLISH JOURNAL」
数ある英語教材を世に送り出しているアルクが手掛けているのが、「ENGLISH JOURNAL」。
海外著名人のインタビューやタイムリーな話題で、リスニング含め英語全般を学べます。
音声データは、アルクのPC版WEBサイトからダウンロードし、音声プレーヤーやスマートフォンと同期して再生するか、スマホアプリ「ALCO for ダウンロードセンター」からダウンロードし、再生する2つの方法があります。
「CNN ENGLISH EXPRESS」
アメリカのケーブルテレビでニュースチャンネルも運営する「CNN」で実際に放送されたニュースをそのまま文字化し、対訳と語注、解説を加えたリスニング学習本。
音声データがついているため、リスニングを強化したい人におすすめです。
人気アーティストや俳優、有名アスリートなど、旬な人々や話題を抑えているため、興味がある号だけ買うのもアリです。
まとめ:自分にあった参考書をやり込もう
英語の参考書は選択肢が多すぎて、正直何冊も欲しくなってしまうもの。
しかし、今回紹介した中から自分が強化したいものの参考書を数冊選んでしっかりやりこめば、英語でコミュニケーションをとれるレベルの知識まではものにできます!
英語はすぐにできるようになるものではないですが、だからこそ自分にあった参考書を見つけ、継続的に勉強して力を伸ばしていってくださいね。
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